【訪問日】
2022.8.13(土)
【所在地】
奈良県葛城市當麻
【走破距離】
0.4km
【走破時間】
38分
【平均速度】
0.63km/h
【概要】
白鳳時代の當麻寺開創に伴い、役行者が道場として開いたのが中之坊で、天平期、十一世実雅上人(中将姫の師)の代に當麻寺住職の住房「中院御坊」として成立した當麻寺最古の僧坊。以来、一山の筆頭寺院として代々當麻寺を護持してきた。弘仁時代(九世紀初)、十四世実弁上人が弘法大師に教えを授かり、以後、當麻寺は真言宗の霊場となり、今も中之坊は別格本山として大師信仰、観音信仰の中心を担っている。當麻寺中之坊庭園は、古くから大和三名園(竹林院、慈光院)と賞される池泉回遊式兼観賞式庭園。大円窓の茶室(重文)や、様々な寺宝が入れ替え制で展示される霊宝殿、などが公開されているほか、壮麗な絵天井の下で當麻曼荼羅の諸尊などの写仏体験ができる寺としても知られている。(公式サイトより引用)
【感想】
門をくぐると、早速立派な庭園の案内がされております。「大和三庭園」に選ばれる名園『香藕園』です。
當麻寺には何度か訪れておりますが、中之坊は特に「薬学」や「中将姫」に縁が深い様に私は感じました。もちろん、奈良の薬といえば「陀羅尼助」ですね。写真はこの井戸水を用いて「陀羅尼助」が精製された『加持水の井戸』と、中将姫が剃髪をされた『中将姫剃髪堂』です。お堂には導き観音様が御鎮座されております。
ぐるりと塀周りを拝観させて頂くと、いよいよ庭園へとお邪魔させて頂きます。
こちらが入口から見た様子。また、右手には『中将姫請願桜』がございます。
そして、いよいよ名園『香藕園』が眼前に広がります。「心」の字を象った御池に、目を上げれば三重塔が見事です。池中には蓮の葉が広がっておりますね。『香藕園』とは『蓮香る園』という意味がある様ですね。
池の正面には茶室がありまして、こちらも見事な作りですね。
ちなみに、茶室から池を望むとこの様な雰囲気となります。
塀の内側を進んでいきますと「松室院」を横切りまして、窓から中を拝観することが出来ます。
こちらの天井絵はいくら眺めていても飽きないですね。こちらの御堂では写経に参加することが出来まして、この日も様々な方々が静かに写経へと臨んでおりました。
最後に霊宝館見学することが出来ます。
霊宝館では中将姫に縁のある様々な宝物を拝観出来る上、中将姫に関する歴史が簡単に紹介されております。
日本芸能を愛でる鳥頭としては、中将姫といえば『鶊山姫捨松』です。こうした紹介や絵巻は本当に楽しくなりますね。
ぐるりと周り、受付へと戻ってまいります。
こちらが御朱印となります。
お立ち寄り頂きまして、ありがとうございました。
次回も宜しくお願い致します!
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