鳥さんのぶらり遊覧

鳥頭が訪問した場所の紹介

42.岡寺(あぢさゐ回廊)

【訪問日】
2023.6.4(日)


【今回の訪問先】
『岡寺(あぢさゐ回廊)』


【所在地】

奈良県高市郡明日香村岡


【走破距離】
0.5km


【走破時間】
48分56秒


【平均速度】
0.61km/h


【概要】

天智天皇2年(633)、義淵僧正が草壁皇子の岡宮をもらい受け創建。当初、伽藍は別の場所にあった。岡宮をもらい受けたことから岡寺と呼ばれているが、正式には龍蓋寺という。現在は山の中腹に江戸時代の書院(重要文化財)や仁王門(重要文化財)、本堂が佇む。本尊は天平時代作で女性の厄除け観音として信仰を集めている如意輪観音坐像(重要文化財)。像高4.6mでわが国最大の塑像。西国三十三カ所音霊場第7番札所でもある。四季折々の花が美しい。

 

奈良県札所である長谷寺、岡寺、壷阪寺の三ヶ寺にて紫陽花巡り企画大和三大観音「あぢさゐ回廊」が開催されます。
各寺それぞれ工夫を凝らして紫陽花を荘厳され、ご参拝の皆様をお迎え致します。(公式サイトより引用)


【感想】

この日は飛鳥にあります『岡寺』へと、あじさいと切り絵を求めて赴きました。飛鳥方面へも行動範囲を広げたいと考えておりまして、その足掛かりとしての目的もあります。

 

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甘樫丘を横切り、ぶらりぶらりと山道を進むと三重塔が見えてきます。

 

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入山すると、早速あじさいが鳥頭を出迎えてくれます。水場に添えられた様子は美しく、こんな生け方もあるんだと驚きました。

 

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境内を進むと視界が開けまして、改めて山寺であることを感じさせます。

 

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更に多様な花々が咲き誇っておりまして、進むのが楽しくなります。見事な花寺ですね。

 

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本堂にお詣りをさせて頂きまして、念願の切り絵御朱印とご対面です。『あぢさゐ回廊』は三ヵ寺での合同開催であり、他のお寺でも意匠の異なる切り絵御朱印を頂くことが出来ます。

ただし、鳥頭の現在の脚力では「岡寺」までが限界ですかね。今後の挑戦によっては、再びブログにて紹介をさせて頂くかもしれません。

 

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本堂を抜けると「龍蓋池」が眼前に現れます。

「岡寺」の正式名称は「龍蓋寺」とありまして、こちらの御池に龍が封じられたことがその由来となっている様ですね。

ちなみに山門を抜けた所には「龍鬣之梅」がありまして、立派な梅の実が成っておりました。

 

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ここから奥之院へと進むのですが、鳥頭は『あぢさゐ回廊』を理解出来ていないことを知らされました。

ご覧下さい、この見事な「あじさいの回廊」を。

 

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この景観が目に入った瞬間、無意識に感嘆の声が上がってしまいました。

回廊には山水が流れており、水に濡れた道とあじさいの彩りが情緒に溢れておりました。

もしかすると「岡寺」には水寺としての一面もあるのかもしれませんね。

ちなみに、奥之院は岩窟になっておりまして、岩肌より染み出る山水で心身を清めて頂けました。

 

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奥之院からは「しゃくなげの道」「もみじのトンネル」と道がありまして、年中美しい花々が楽しめる様子が感じられます。

途中にはモノレールが敷かれておりまして、如何にして物資を運搬していたかが伺えます。

山道を抜けると、豊かな飛鳥の景観を一望することが出来ます。

 

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道中で姿を見せておりました三重塔のへお詣りをさせて頂きますと、弘法大師様へとご挨拶をさせて頂きます。

今年も半ばを過ぎましたが、まだまだ多くの地を訪問したいと考えております。

その健脚のご利益を頂けましたら幸いです。

 

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これで境内をぐるりと回りましたので、もう一度あじさいを拝見すると下山とさせて頂きました。

「岡寺」を参拝をさせて頂いたのは本当に久しぶりで、こんなに美しいお寺だったんだと改めて驚かされました。

 

最後に「飛鳥寺」の売店にて『酪』を堪能してから帰路に着きました。やっぱり飛鳥に来るならば、乳製品を頂くのが「醍醐味」ですよね。ご厚意で『蘇』も味見をさせて頂きました。

酸味が癖になる『酪』と、滑らかなで濃厚な舌触りの『蘇』。非常に美味しゅうございました、ご馳走様でした。

 

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お立ち寄り頂きまして、ありがとうございました。
次回も宜しくお願い致します!
- See you next place ! -