【訪問日】
2024.4.14(日)
【今回の訪問先】
『當麻寺(練り供養)』
【所在地】
奈良県葛城市當麻
【滞在時間】
1時間
【概要】
中将姫さまは、宝亀6年3月14日、二十五菩薩のお迎えを受け、現身のまま、阿弥陀如来さまの極楽浄土へ迎えられました。その故事に因んで行われるのが「聖衆来迎練供養会式」です。
境内に来迎橋がかけられ、観音菩薩、勢至菩薩ら二十五菩薩が、現世に里帰りした中将姫を迎えて、阿弥陀さまの待つ極楽へ導いていく様子を再現します。(公式サイトより引用)
【感想】
この日は當麻寺様へと、重要無形民俗文化財にご指定を頂きました『練り供養』の拝観に伺わせて頂きました。
『練り供養』といえば、この踊りが印象的ですね。
早めに到着すると、まずは中之坊様を伺わせて頂きます。御朱印を頂いて談笑。今年の請願桜は4月1日が見頃だった様です。牡丹は少しだけ咲き始めておりました。
また、この日は住職様の特別展示も楽しむことが出来ました。
絵天井を堪能した後は、いよいよ『練り供養』です。橋を架けるとは聞いておりましたが、こんな光景になるとは予想をしておらず、驚きました。
中将姫様を乗せた御輿が、極楽堂から娑婆堂へと渡ります。
続いて僧侶が娑婆堂から極楽堂へと進み、読経を始めます。
まずは稚児が、続いて雅楽師、最後に僧侶の列が降りてまいります。
稚児が携えた蓮が、流石は中将姫様の行事なんだと感じさせます。
そして、遂に二十五菩薩様が極楽より降りてまいります。冒頭の踊りはここで登場を致します。
娑婆へと降り立ち、中将姫様をお迎える菩薩様。
極楽へと戻られる際には、中将姫が連れられております。
極楽へと戻られる二十五菩薩様。
夕陽が一行を照らし、「神々しい」という表現がかちりと当て嵌ります。
稚児、雅楽師、僧侶の列が菩薩様に続きまして、『練り供養』は終了となります。
位置取り、時間帯、佇まい。
この光景を作るために全てが計算されたしたならば、それだけ中将姫様は愛された存在なのだと、鳥頭は感じました。
改めまして、重要無形民俗文化財へのご指定、おめでとうございます。
お立ち寄り頂きまして、ありがとうございました。
次回も宜しくお願い致します!
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