鳥さんのぶらり遊覧

鳥頭が訪問した場所の紹介

60.東大寺(お水取り)

【訪問日】
2024.3.10(日)


【今回の訪問先】
東大寺(お水取り)』


【所在地】

奈良県奈良市司町


【走破距離】
1.0km


【走破時間】
1時間30分


【平均速度】
0.67km/h


【概要】

東大寺奈良時代聖武天皇の勅願により建立。延べ260万人もの人々の協力によりすべてのものの幸福を願い造られた大仏様は、天平勝宝4(752)年、開眼供養会が盛大に営まれた。治承4(1180)年、平重衡の南都焼き討ちで大半の堂塔を焼失したが、鎌倉時代に重源上人の勧進で復興。永禄10(1567)年に松永久秀の兵火にかかり再度被災した後、江戸時代に公慶上人らの勧進で再興。現在の寺観は江戸中期までに整えられた。

「お水取り(お松明)」は春の訪れを告げる行事として知られます。12日の夜、本尊に供える香水を汲み上げる行事があることから「お水取り」の名があります。また、「お松明」の名は、練行衆が二月堂に上堂する際、足元を照らす大松明で先導されることに由来。
二月堂の本尊、十一面観音菩薩の宝前において行う悔過法要として、天平勝宝4(752)年にはじめられ、現在まで途切れることなく続けられています。期間中、19時の大鐘を合図に「お松明」に点火(但し、12日は19時半、14日は18時半)。夜半遅くまで、世界平和と人々の幸せを祈る行が行われます。
(公式サイトより引用)


【感想】

コロナ対策として公開制限がされておりました「お水取り」が4年振りに全公開されるとのことで、今年は鳥頭も拝観をさせて頂きました。

この日も風が冷たい一日でしたが、陽が落ちた中で寒さに耐えて数刻、ふっと明かりが落とされた時は胸が高鳴りました。

 

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小さな松明が慌ただしく駆けた後、大松明が二月堂へと進み始めます。

 

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仏教音楽が鳴り響くと大松明が二月堂を駆け抜け、火の粉がブァッと舞い落ちます。

歓声がワァッと上がると、応える様に大松明が突き上げられます。

 

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次々と駆けていく大松明と、堂内から響く心地のよい音色。ちなみに、大松明の火の粉には「無病息災」

の御利益があるとされております。

十本の大松明が駆け終わると一般の拝観は終了となりますが、その御祈祷は丑の刻まで続けられます。

 

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二月堂に赴きましたので、この日は鐘楼の方にも御挨拶に寄らせて頂きました。

東大寺にあります大鐘は大仏様の御開眼と同年に鋳造されたもので、1951年に国宝として指定を頂いております。

その音色は鐘声の振幅が非常に長く、「勢の東大寺鐘」として『日本三名鐘』に挙げられております。

鳥頭も過去に一度だけですが、『除夜の鐘』の際に撞かせて頂いたことがございます。

八人で一組となって引く撞木は重量感があり、ズシンと心に響く様な音色は今でも覚えております。

 

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お立ち寄り頂きまして、ありがとうございました。
次回も宜しくお願い致します!
- See you next place ! -